品質方針は計画的に・・・

品質システム

定期的なレビュー

品質方針を決めました。そしてKPIを定めました。そしてみんながそれに向かって進みましょう。。。としたとき、これらは定期的にウォッチしていますか?

そして、このウォッチは、どんな人が、どんなタイミングで、何を確認していますか。

大切なのは、品質責任者が必ず、その中心に立って確認してフィードバックしているかが重要です。でないと、TOPの考え方が浸透もせず、また従業員からの思いもTOPには伝わりません。このようなコミュニケーションがしっかり、KPIの確認において場を作ってウォッチし、そしてフィードバックとくみ上げしていくことが、体制つくりには大切となります。

この定期的な場ってどんなもの?

イメージ的には、日々のKPIなどは月次程度で確認していくくらいの事が出来るとベターです。場としては、いわゆる品質会議的なものを、製造部門や生産管理、品質管理、設計などの横断的なチームの中で確認していくと良いでしょう。そして、年2~4回程度は、その総括を行う場を作っておくことが望ましいです。いわゆる企業でも四半期ごとの決算など行われますよね。そんな感じで行くとあわただしいかも知れないので、最低でも上期/下期くらいのスパンでは確認した方がいいでしょう。

適切なフィードバック

ウォッチした内容は、フィードバックができていますか?

例えば、運営してきたKPIなどは、単なる進捗具合だけでなく、前年比などとの比較も大切です。

特に、ここでは品質に関わるお話を中心としていますので、品質問題(市場の品質やリコール、搬入、購買部品の受入、工程内での品質状況)などは見ておく必要があるでしょう。その状態をウォッチしたときに、想定しているターゲットラインとの進捗推移との乖離はどれくらいあるのかをしっかり見ておきましょう。それがどのように進捗しているのか、そしてどんな乖離が見られるのかがわかったら、何の要因がそのようにさせているのか現状を把握することから押さえていきましょう。

問題となる要因がうまく見つけられない・・・? こんなときはどこかで、このテーマについても取り上げたいと思います。

予定と実績

問題点と要因が見えてきたら、課題となる項目を立てましょう。この課題をどのようにしたら克服できるのか、対応方法を計画していくのです。もちろん、そんな上手く行くことはなかなか無くって、たいていが計画どおり行かなかったり、つまづいたりすることは多々あります。それも計画の内なのです。

そして、計画通り進んでいるのか、これまでと同様に定期的に確認していくのです。これを予実管理と言います(予定と実績のこと)。

全体の進捗も同じように予実管理を行うのですが、その際に予定は変えず、実績と比較できるように併せて記録していくのです。こうすることで、予定通り進んでいるのかが見える化できます。そして、この中で問題となるような項目があれば、それをピックアップして、これらも予実管理していくのです。

これらが、ます活動として定着し始めると、いわゆる継続的改善が出来てきているといいうことになり、企業が常にモノづくりとして成長し続けているということが見える形でアピールできるようになります、

本日も読んでいただきありがとうございました。

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