ITパスポートを受けてみた

資格

私自身もどちらかと言えばハードウェア的な業務で生きてきて、ソフトウェア出身でもなかったのですが、最近、業務改善などでAI技術の浸透による生成AIの活用やデジタル技術を駆使した自動化・見える化などの支援のお仕事が増えてきました。これも時代ですね。何でもチャレンジとも思って、今回この「ITパスポート」を取得してみようと思ったのは、このようなきっかけもあってのことです。

また、意外にもこの「ITパスポート」の求められている資質として、マネジメント・ストラテジなど業務推進においても幅広い知識を得られる点で、身につけておくべきスキルとしての証明をしておきたかったという思いもありました。

今回は私が受験した最も直近の2025年の「ITパスポート」体験談として試験へ向けた勉強法などを語っていけたらと思います。あくまでも個人差はあるかと思いますが、初学者は初学者なりに言葉の意味なども含めて勉強していくことになりますが、参考にして傾向を理解して合格を勝ちとっていただけたらと思います。

これまでの試験の概要や内容についてはこちらをどうぞ。

ITパスポートの概要
ITパスポートとはITパスポートとは、独立行政法人 情報処理推進機構による「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格」となります(通称:iパス)。【ITパスポート...

最初の力試し

まず最初に無勉強でどれだけ取れるか、令和5年の過去問で時間ペースも考えてやってみました。

  • ストラテジ系(27点/35問 :77%)
  • マネジメント系(18点/20問:90%)
  • テクノロジ系(27点/45問 :63%)

結果、今の状態でも合格できる範囲であることはわかりました。決して自慢しているわけではないので、この点はご了承の上、次に進めてくださいね。

これはあくまで通年行われている内の1サンプルであり、当然得意/不得意もあるので、これだけではまだまだ分かりません。そしてこの結果は、私が理系出身であったこと、そして経営工学の技術士資格をすでに持っていたので、それまでに相当な勉学/経験を進めてきたことの賜物なので、全てのみなさんに当てはまるものではないことだけは確かかと思われます。で、驚いたことに実はテクノロジ系が最も成績が悪い!ってこと。

個人所感ですが、テクノロジ系は意外にも難しかったぁ・・・特にセキュリティ関連は言葉の知識が皆無で、答えも何を選べばいいのか見当もつかなかったぁ。と言うことで、このテクノロジ系のジャンルは正直なめていました(スミマセン)。・・・技術屋と思っていたのに・・・(ホンマにショック)

正解して知っている単語でもいざ説明できるかと言うと難しかったり、しかも、言葉としても知らない単語もちらほら・・・これでは自分のスキルアップには至らないということで、しっかりとこの世界を理解して、目標は9割は目指そうと思って挑みました(まぁ四択なので2つに絞れたら何とかなるってところも無くはないんだけどもね・・・)。

そのような訳で真面目に一から勉強に取り組んだので、初学者の方々にもきっと役立つ情報がお伝えできるかと思います。

ここからがスタート

これでは技術屋の名がすたるということで、ここから気を引き締めて勉強のスタートです。私が題材としたのは、主に、下記の3つのメディアで特訓してみました。

  • 本購入(いちばんやさしいITパスポート) 高橋恭介さん著 SBクリエイティブ発行
  • ITパスポート試験ドットコムの過去問道場
  • ITすきま教室

私は、約1.5か月ほどでの会社からの帰宅後の試験勉強でしたが、試験日はコンピュータによるCBT方式なので、ある程度(会場が空いていることを予約確認が必要)自由に選べるので、みなさんのペースに合わせて、計画立ててチャレンジしてみてくださいね。

書籍

これは念のために体系的に学習しておきたい、という気持ちで購入しました。

なんか、「いちばんやさしい」「6年連続売上第1位」とか、「最新の傾向と対策」とか書いてあるし・・・ちょっと目を通してみるかのノリとやっぱり手元に何かないと、という不安な気持ちもあってのことでした。

本文は2色刷りで単元ごとに解説と試験問題/回答も豊富。全体的に学習すべき内容がちりばめられており、何をどの程度勉強したらよいのか、これを見て把握。解説も丁寧で、最後の目次掲載も豊富であり、辞書代わりに知りたい言葉からページ参照すると言った使い方もでき、過去問での勉強中も良く活用した。

書籍を一通り、ざくっと読み、だいたいの学習内容が理解でき、とは言っても単元ごとの試験問題にて理解度を確認したくらいで、一巡目は、それほどガチに覚えこみを行うような感じではなく、こんなの出るんだ。これは知らなかったから覚えておこう、ってな感じで流し読み程度(ペースで言うと3日くらいで一巡)。

過去問

こちらは、日々の力試しと実践力強化に活用(帰宅後約一時間程度)。

何より過去問掲載年度が豊富であり、間違えた問題は記録され、再度重点的に見直せる点も良かった(基本無料ですが会員登録は必要)。実践力を高めるにはPCで問題を解くことができるので、なんちゃってCBT方式ですがたいへん役に立った。

ITパスポート過去問道場🥋

そして、間違えたところを復習する目的で書籍の方を読み返す、といった感じで書籍の活用をここでしっかり言葉などの理解を深めた(約3週間)。これを毎日?欠かさず、ひたすら解きまくりました。

最後の1週間は、サイト内のシラバス用語の中でも知らない単語にフォーカスを当てて、言葉の意味を覚えるといったことも行い今後出てきそうな語句を予測もしながら勉強しました。

YouTubeなど活用

こちらはYouTubeによる動画で、1テーマ約3~5分で解説してくれるコンテンツです。目と耳とで同時に入ってくることが非常に効果的で、毎日過去問試験道場での特訓!?の休憩がてら(すきま時間!)視聴。

ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報】 – YouTube

ITすきま教室(渡辺さき)さんのご了承のもとに掲載しています。

テーマも本当に出そうなところをしっかりわかりやすく解説してくれるので、非常に頭に残る感じで良かったですよ。ついつい次もって感じになるところが、さすがYouTuber!

このITすきま教室のサイトでも解説資料があるので、こちらもたまに活用しました。

ITパスポートを学ぶ | IT資格取得・情報受験対策・大人の学び直しに ITすきま教室
ITパスポートの対策を無料でできます。IT教養を身に付けたい方から広く支持されている国家資格です。

おそらく初学者にとっては、まずは言葉とその意味を覚えていくことが先決です。そして、数個は計算問題が出てきますが、公式を覚えたら考え方はパターン的に解ける問題が多いので、その辺りから勉強し始めるのが良いのかと思います。本を眺めても自信がないなと思ったら、通信講座などのメディアで勉強するのもありかも知れませんね。

勉強し始めて2週間くらいしてから、再度別の年度のサンプルで中間試験を行ってみた。

これですが、あくまで中間くらいに実施して、120分の時間配分や集中度合い、根気など、いろいろ体感はできるので、本番までの練習と思ってやっておくことをお勧めします。上手く行かなかったら軌道修正もできるので、ある程度の日程の余裕を持って・・・リスクマネジメントです。決して前日にはやらないでくださいね。

試験日まで一度は120分通しで過去問を解いてみましょう!

  • ストラテジ系(34点/35問 :97% 初回77%)
  • マネジメント系(19点/20点:95% 初回90%)
  • テクノロジ系(41点/45点 :91% 初回63%)

おぉ、すげーいいじゃん! これなら満点も夢じゃない?と思っていたんですが・・・

ここから先は、実際に試験を受けたときの感想と結果をお伝えできればと思っています。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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