ここでは、Power Automate for Desktop って何なのかを説明していきます。
Power Automate for Desktop の特徴
基本的には、人間がパソコンで行う入力やマウス操作などをロボットが代わりに実施してくれるものになります。例えば、Excelでデータを入力する時や元々あるデータを別のファイルにコピー&ペーストしたり、PDFからデータを抽出したり、マウスやショートカットキーで動作をコントロールしたり、WEBページのクリックやデータのコピーと言ったことを自動で行ってくれます。

Power Automate for Desktop(通称PAD) はWindows11に標準に搭載されていますので、WindowsPCをお持ちであれば、無料で誰でも使えます(。
基本的にノーコードと呼ばれており、プログラミングの知識が無くても設定が可能で非常にわかりやすい点が、マクロやプログラミング言語でアプリケーションを作る点と異なり、初心者でも作れちゃうところが特徴です(一部設定や変数のお作法などの知識は必要です)。
もう少し深堀すると、このPower Automate for Desktop の特徴としては
- 日本語ベースである
- 「何がしたいか」をアクションというブロックで積み上げていくだけの簡単な操作
- プログラミングの概念が無くてもプログラミングのようなことができてしまう
- 少しのお作法はアプリなので操作する上で覚える必要があるが直感的に組める
- 繰り返し作業などは、圧倒的に手入力より早く動作するので業務時間短縮になる
と言った感じで、イメージとしてはプログラミングとは違うたいへん敷居が低いものとなっています。
このため、誰でも簡単に自動化できるソフトウェアが出来ちゃうのです。マクロが良くわからないとか、プログラミング未経験であっても、自分でプログラミングの疑似体験ができますし、この利点としては、
- 自分で作るので、自分のしたいようにできる
- 自分で作るので、制作工期が短い
- 誰かに発注するとお金がかかるが基本無料
- 自動化するので、入力や作業のミスがなくなる(ある意味データ改ざんなどがない)
と言った感じで、初心者でもイメージのしやすい作り方で自動化が実現できるます。自分で作れるメリットと(人によっては)出来た喜びが味わえるのではないでしょうか。
何となくですが、プラモデルを作っているような感覚を思い出したのは私だけでしょうか・・・
こういったことを「市民開発」と呼ばれてもいますが、そのような感じで、初心者でも自分で作れるプログラミングツール(これをここではフローと呼んでいます)が扱えるようになると、自分でこれまで行ってきた煩わしい手作業も定型的な作業であれば、こういったロボット君にお任せすることで少しは楽になるのではないでしょうか。
もちろん、プログラミング言語と比べて、アプリケーション機能に限界があったり、画面のカスタマイズ性など欠点もありますが、手作りであるからこそ自分の業務が楽になったり、時間短縮ができるとなるとうれしいことでしょう。そして誰でもPC作業の自動化などが出来ると言いう意味で小集団活動などの身近な業務改善にも向いています。
ちなみにご紹介するのは手持ちのPCでの作業全般での自動化に向いているDesktop版(PAD)をご紹介していますが、同じPower Automateでもクラウド版が存在します。こちらはOffice365のクラウドベースで動くので、この契約がないと活用はできませんが、Teamsやメールなどのアプリ連携やタイマー動作などに向いている点、環境や使い方での利便性が異なります。
参考にそれぞれの比較を行うと、下記のような感じです。

このため、利活用する目的などで使い分けるのが良いのかと思いますが、みなさんのPC作業を楽にするといった形での業務改善の駆け出しとして考えるのであれば、無料でついてくるDesktop版の方が、フローの作り方も比較的イメージが湧きやすいので取り組みやすいのではないかと思います。
ここでは、みなさんのPCでの操作自体を自動化するといった機能が豊富であるDesktop版について詳しく見ていきたいと思います。
Power Automate for Desktop の立ち上げ
まずは、Power Automate for Desktop を立ち上げる準備からして行きましょう。

まずは、windowsボタンをクリックしてメニューを出します。
ここで、検索窓で「Power Automate」と入力してみてください。

すると、検索結果に「Pwoer Automate」アプリとして表示されますので、アプリをクリックします。
もしよかったら、右側の設定にて「スタートからピン留めをする」や「タスクバーにピン留めをする」などを利用して、次に立ち上げやすくすると良いでしょう。
次に、場合によっては「サインイン」画面が出て来るかと思いますが、自分のログインでのサインインを入力していきます。
すると、Power Autoamte for Desktopの画面が立ち上がるかと思います。

これで、Power Automate for Desktopが立ち上がりました!
左側の帯に
- 新しいフロー(新規作成時)
- ホーム(この画面)
- フロー(過去作成フロー)
- 例
があります。
こちらの例においては、いろいろなサンプルがあるので、これを真似て作っていくというのもアリです。
また、フローの作成においては、悩んだらいろいろなWEBサイトにもヒントが載っていますので、これらを見てわからなくなったら参考にすることもよいでしょう。
私は2冊の本を読んで一定の理解を深めましたが、最初は「とにかくやってみる」「習うより慣れよ」と言った形で、100点満点を狙うのではなく、自分の思った通りに動くような合格点が得られたら良いのでは、の精神で進めることができるほど気楽に構築できます。本は保険的なもので体系的に上手くまとめられている点で優れていますので、あると便利です。
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こちらはデスクトップ版に焦点を当てた解説書です。かなりPADでの有効性を発揮すべく、活用方法/事例がたくさん掲載されているので、初心者でも業務改善のヒントになりやすのではないかと思います。
Microsoft Power Automate かんたん活用ガイド【電子書籍】[ 岩元 直久 ] 価格:2200円 |
こちらはデスクトップ版だけではなく、クラウド版も掲載されていて、どちらかと言うとクラウド版でTeamsとかメールなどAPI連携したいケースに向いています。
簡単な事例ですが、Excelファイルを立ち上げるだけのものですが、こんな感じで作れます。
フローを実行すると、「フォルダを選択」「ファイルを選択」と画面が出て入力することで、Excelが立ち上がるものです。これだけだと何もロボットを使う必要性はないのですが、まずは命令を下すという意味でこんな感じで作っていくと良いのかと思います。この説明は別途行っていきますね。それではまた。




