PAD基礎④ 現在日の自動入力

業務自動化

今回は現在日の取得について実際の使い方の入門編としてお話したいと思います。
やることは簡単で、1アクションで現在日時が取得できるのですが、その考え方を中心に理解を深めていただければうれしいな、と思っていますので最後までお付き合いくださいね。

では今回はどのようなことをするのかと言うと、PCに内蔵している現在日と時刻情報を取ってくるアクションを使って、欲しい資料に自動で「年月日」をプロットするというものです。今回も前回までと同様に、例の試験成績書のサンプルファイルを使って、その「測定日」の横にプロットできるようにしてみます。

この考え方を活かせると、先に作成した測定データのプロットとフローに追加して一ある意味連のフローにつなげることを可能ですので、ある意味この考え方を知っておけば、いろいろなシーンにも使えそうです。

それでは、まず空のフローを用意して説明を進めて行きます。
準備はよろしいでしょうか。

ファイルの呼び出し

新しいフローを作成します。新しいフローはメイン画面の左上の「新しいフロー」をクリックして作成しますが、「新しいフロー」の立ち上げ方がまだ慣れていない方はこちらをご参照ください。

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今回も、この新しいフローで、これまで使ってきた「試験成績書.xlsx」を呼び出します。ほぼ基礎①の復習ですがおさらいしておきます。
① アクションのExcelを開き、「Excelの起動」をドラッグ&ドロップします。

② 設定画面で「Excelの起動」には、「次のドキュメントを開く」を選択します。
「ドキュメントパス」が現れますので、こちらでファイルを選択。

④ ファイルマーク📁をクリックして、開きたい「試験成績書ファイル」を選択。
⑤ 生成された変数に ExcelInstance という変数が保存されました。これが試験成績書のExcelファイルを意味しますので覚えておきます。

現在の日時の取得

いよいよ本題の現在の日時を取得についてです。

① アクションの日時を開き、「現在の日時を取得」をドラッグ&ドロップします。

② 設定画面で、取得のところは、「現在の日時」を選択します。
③ タイムゾーンは「システムタイムゾーン」のままで良いです。
④ 生成された変数にCurrentDateTime が保管されます。 実際には、2025/11/24 00:00:00 といった形式の変数形式で保管されます

この変数には、使い方でいろいろな変形が可能で、「プロパティ」と呼ばれる固有の属性を取り出すことができます。例えば

  • 年であれば、%CurrnetDateTime.Year%
  • 月であれば、%CurrentDateTime.Month%
  • 日であれば、%CurrentDateTime.Day%
  • 時であれば、%CurrentDateTime.Hour%
  • 分であれば、%CurrentDateTime.Minute%
  • 秒であれば、%CurrentDateTime.Second%

といった特定の部分を取り出すことができる変数となっています。
これらは、後で実際に使うときにも注意してみて行きましょう。

今回は、この「年」「月」「日」を使って、Excel側にプロットしてみます。

現在日のプロット

次にさきほど取得した日時データをプロットしていきます。

① ① アクションのExcelを開き、「Excelワークシートに書き込む」をドラッグ&ドロップします。

② Excelインスタンスは、今回立ち上げた際に生成した変数 %ExcelInstance% を選びます。
③ ③ 書き込む値ですが、枠内をクリックして変数の総称{X}を呼び出します。
最初は左のように変数だけが表示されていますが、CurentDateTime左の「>」を押すと、プロパティ部分が開きますので、「.Year」を選び「年」を手入力プロット。
同様に「.Month」を選び「月」を手入力でプロット。
最後に「.Day」を選び「日」を手入力でプロット。 すなわち下記となります。

%CurrentDateTime.year%%CurrntDateTime%%CurrentDateTime%

変数の出力、すなわち書き込む値には、変数と文字列を組み合わせて設定することが可能

④ プロットする位置は、今回「試験成績書.xlsx」のB列2行目でフォーマットが作られていますので、「指定したセル上」として、 列を「B」もしくは「2」でも可 行を「2」  とします。

こんな感じで、今回は取得日をプロットするようなフローを作ってみました。一度動作テストしてみましょう。

テストランしてみよう

フローの完成に伴い、静所に動いているか確認してみましょう。今回は非常に簡単でわずか3行のフローとなっています。

① 一旦セーブ💾して、実行「▶」してみましょう。

② Excelが立ち上がって、自動で現在日がプロットされればOKです。

このように、現在日を取得したり、プロットできるようになると、さらに自動化でのしたいことの幅が広がりますね。

このブロックを他のフローにつなげる(参考)

このブロックを先に作成した試験成績書の中に取り込むと、一連のデータ取得フローに現在日作成が自動で追加されるフローに仕上がります。参考に少し説明しますね。
前回学習(基礎③)した 成績書へのプロットのフローはこちらの記事も参考にしてみてください。

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① 今のフローの中で、「現在の日時を取得」「Excelワークシートに書き込む」の2つのブロックを選択します(2~3行目)。 ※Ctrlキーを押しながら、ひとつづつクリックすると2つ同時に選択できます。
「Ctrl+C」もしくはマウスの左ボタンでコピーを選んでコピーします。
③ 先に作成した試験データの取り込みとプロットを行うフローの一番下にマウスを持ってきます。
「Ctrl+V」もしくはマウスの左ボタンで「貼り付け」を行うと、今回コピーしたブロックが追加されます。

⑤ こんな感じで測定と同時に日時をプロットすることが連続して自動プロットすることが可能です。

ちなみに赤の点線は、これまで学習してきた自動化による測定データのプロットです。
そして、この試験成績書に「測定日」として「現在の年月日」がプロットされたらOKです。

先に作成したフローの試験成績書のExcelInstanceが同じであるため、コピー&ペーストで動作していますが、場合によってはインスタンス番号を合わせる必要があります。

まとめ

今回は短かったですが、Power Automate for Desktop現在日時取得と使い方の考え方について学びました。

① 今回は現在日を取得してプロットするテクニックを学びました。
② 入力データは、変数にはプロパティという形式があることを学びました。
③ プロットには、変数と文字列を組み合わせることができることを学びました。
④ このブロックを使って他でも組み込み応用できるテクニックを学びました。

このテクニックは他の資料作成などにも活用することができるので、打ち込む手間を省きたい時には工夫次第で効果を発揮します。
なお、プロパティは他の変数には、文字の長さや行列のセル数のカウントなど変数によってそれぞれの固有の値を取り出すことができます。

こんな感じですが、Excelはよく使うけど、何だか自分でマクロやプログラミングが苦手。でも定型的な作業は少しでも楽したい、といったことが自分で簡単に自動化のカスタマイズができてしまうところがPower Automat for Desktopの便利なところです。これなら自分でちょこっと設定して、スイッチ押したら自動化できるってことありませんか。ぜひ、チャレンジしていただければありがたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。 では、また。

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